はじめに
「読書から学んでやってみたこと」をブログに連載していこう!今回は3回目です。
前回に引き続き、またまた「仕事の教科書」を取り上げます。
もう、私の手帳のようになってしまった本です。
今回のテーマ
今回は、「夜は経営者になり、朝は実行者になれ」です✨
これについて説明している箇所を、一部引用してみます。
タスク管理においてもっとも重要なのは、「やるべきことを整理する人」と、「整理されたことを実行する人」を分離するということだ。(中略)具体的には、1日の中で「経営者の時間」と「実行者の時間」とを分けて取る、ということだ。経営者の時間は、「なにをするのか?」「なにをすべきではないのか?」を整理し、タグ付けをする時間だ。一方で、実行者の時間は、整理された仕事をひたすら集中してこなすだけだ。そして、個人的には、夜は「明日の経営者」であり、朝は「今日の実行者」であることがおすすめだ。(中略)「その日が成功した状態」とは、行きつく着くところ、「その日の夜に、明日すべきことが明確である状態」のことである。
私の職場には、完全無欠な上司がいます。
「私、絶対失敗しないので」という決め台詞が似合いそうな人、
社内No.1マネージャーと言われている人です。
この人がマネジメントに入ると、
どんな炎上プロジェクトでも、
誰もができないというプロジェクトでも、
不思議と成功に導くことができました。
部下の私は、そんな凄腕な上司を見ながら、
この人は一体、何をしてそうなのだろう?と、
ずっと観察していました。
そして本書に、答えがありました。
経営者の時間は、「なにをするのか?」「なにをすべきではないのか?」を整理し、タグ付けをする時間だ。
これです。
上司がいつもしていることは、これでした。
この整理が、格段に優れていました。
上司が経営者の仕事を完璧にしている。
それで実行者である部下が実行しやすい状態を、
いつも作りだしていたのです。
でも上司が四六時中、私達の中に入れるわけがないです。
だから自分の中に、この上司のような経営者と、
経営者の指示をひたすらこなす実行者の2人がいればよい、
ということでした。
ちなみに、
「整理された仕事をひたすら集中してこなす」実行者の時間は、
著者は「朝」をおススメされています。
これには私も大賛成です。
朝は、睡眠により頭がスッキリした状態。
外部から割り込みもないため、直ぐに集中ゾーンに入りやすいです。
更に、中島聡氏の著書『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』で紹介されている時間術も使うと、最強です。
この合わせ技で、1日の仕事の8割程度は、午前中にほぼ終えられるようになってきました。(勿論、朝からシステム障害などの緊急対応がある時は例外です)
午前中に自分のすべき仕事は、ある程度は終わっている。
その状態で午後を迎えると、周りを見る余裕があります。
それで少しずつチーム全体、部署全体に関わる仕事が、
できるようになってきました。
定時に仕事が終わらせる日が来るのかなと、
長らく夢のように思ってきたことが、
ようやく現実になってきました。
ここで少し余談です。
「明け方から考えなさい。朝からでは遅い」と以前
言われたことを思い出しました。
「朝」と「明け方」は似ていますが、
「朝」は日の出後から午前中までの時間帯
「明け方」は夜が明けていく時間帯
のようです。
日本時間の3月でいうと、
「朝」は午前5時から午前10時までの時間帯
「明け方」は午前4時から午前6時頃までの時間帯
という感じになるようです。
著者は「朝」は実行者、と表現していますが、
「明け方」からスタートすると、もう鬼に金棒です。
朝4時~5時に起きただけで今日はもう勝利した!という、
根拠のない自信が沸いてきます。
明け方からスタートすると、午後の時間が本当に、
驚くほどゆっくり過ぎていく感覚が得られます。
夜にはもう、朝が遠い昔のようです。
何て長い1日だったのだろうと、満足感を得られます
昨日も今日も明日も、
夜は「明日の経営者」、朝は「今日の実行者」になり、
長~く充実した1日を!